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「第4回にじいろキャンプを終えて」

第4回目となる「にじいろキャンプ」を玄海青年の家で9月14日、15日に行いました。総勢140名の大キャンプではありましたが、子どもたちの成長を目の当たりにするキャンプとなりました。

キャンプ委員は初春からキャンプ形態や日程を決め、ボランティア募集及び参加家族を募ります。昨年同様の日帰りと宿泊の2つの参加形態をとり、今回は年中~小学生までと年齢を区切ってのキャンプ企画となりました。

本キャンプは言わばゴールのようなものです。子どもたちがのびのびと楽しめるのか!? 実際はそこに至るまでがキャンプの大切な要素のように思われます。

「にじいろキャンプ」の特色として、毎年参加の保護者の方には課題が出されます。ひとつは本人児さんのサポートブックを作成すること、それからプレキャンプ及び本キャンプのスケジュールを作成することです。

初めてサポートブックを書いてみると客観的に子どもの様子が見えてくると保護者の皆様は思われるようです。また、お子さんにわかりやすく伝わるスケジュールを作成しようと努力されますので、この点でもお子さんへの理解と支援の気持ちが深まるようです。

ボランティアさんもキャンプへ向け「自閉症理解」の勉強会や実践講座を受けます。

本キャンプでのお子さんの楽しむ姿や成長の様子を見て、そこに至るまでの日々の周りの努力とサポート力を感じずにはいられませんでした。

今後も「にじいろキャンプ」はお子さんのみの療育キャンプではなく保護者やボランティアさんも一緒に学べる場であることを確認していきたいなと思います。

ご協力、ご支援をいただきました指導員の先生方、ボランティアの皆様、ご家族の皆様に心より御礼申し上げます。

また、北九州市より発達障害児(者)サポーター支援事業として助成を賜りました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

「にじいろキャンプ2008」実行委員長・伊野和子