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コラム「高機能自閉症・アスペルガー障害当事者に対する支援のあり方について」

福岡県支部北九州市親の会※1 伊野 憲治

はじめに―人知れずチャレンジする人々―

高機能自閉症・アスペルガー障害を抱えた人々のおかれている現状を一言で表せば、「周囲の無理解」であろう。知的遅れを伴わず、言葉の遅れもほとんど見られないために、彼ら・彼女らが抱えている障害によってもたらされる様々な困難に対して有効な支援も受けられない。しかし、彼ら・彼女らは、むしろ自閉症特有の困難さを純粋な形で抱えており、彼ら・彼女らに対する適切な支援体制の確立なくして、自閉症に対する社会の理解が深まったとも、支援が充実したとも言うことはできない。

私たちは、人知れず困難さにチャレンジしている高機能自閉症やアスペルガー症候群と呼ばれる人々を、可能な限り支援していきたいと考えている。
 今回は、特に、高機能自閉症やアスペルガー症候群を抱えた人々に対する支援のあり方について、ライフ・ステージそって考えてみた。
 尚、本報告は、(社)日本自閉症協会福岡県支部北九州市親の会※1会員及び北九州TEACCHプログラム勉強会会員の協力を得て作成した。

1. 早期診断・発見・支援の重要性

(1)早期診断・発見

(2)支援

2. 具体的支援のあり方(ライフ・ステージにそって)

(1)ファースト・ステップとしての家族の理解と支援

(2)専門機関を交えた支援体制の確立

(3)教育の場での理解と支援

(4)告知

(5)社会生活における理解と支援

(6)高等教育機関における理解と支援

(7)職場における理解と支援

おわりに―会員の声より―

谷間の子(福祉には守ってもらえないのに、支援がないと生き難い子どもたち):
高機能自閉症・アスペルガー症候群

生き難さを少しでもやわらげてくれるものがあるといいです。
 子どもたちの将来が安心できるものになるよう、今できることをしていきたいですね。
 自閉症であることがわかって落ち込んだり、不安になるのは、自閉症の人が生きていくには大変な社会だからなわけで、将来そうでない、ハンディがあるからといって何の危惧もない世の中になっていれば、親が「死んでも死に切れない・・・」なんて思わずにすむはずですから。夢は大きく! 願いは諦めなければ叶うと信じている、超楽観主義の○○でした。

※1 現北九州市自閉症協会