今、いるところは: ホーム > 資料集 > 「にじいろキャンプ」報告書

北九州市親の会主催「にじいろキャンプ」

社会福祉法人全国心身障害児福祉財団 平成17年度「在宅重度障害児集団療育事業」

(社)日本自閉症協会福岡県支部北九州市親の会

第1回




2005年 8月20日~21日 「玄海青年の家」

「にじいろキャンプ」成功のご報告とお礼

当会主催の自閉症児者およびその家族を対象とした療育キャンプ「にじいろキャンプ」が無事終了いたしました。

当事者19名、スーパーバイザー、指導員、看護士さん、ボランティア、家族など総勢135名の大キャンプでした。

あいにく天候に恵まれず、はじめからボランティアさんを迎えるバスが故障するなど先行きが懸念されるすべり出だしとなりましたが、実行委員さんたちの綿密な計画、マネージ担当の先生方の適切かつ迅速な対応のおかげで、さしたる混乱もなく、無事2日間の日程を終えることができました。

19名の大変ユニークな子どもたちと17名のきょうだい児たちは、楽しいひと時を過ごすことができたと確信しております。これは、ひとえにスーパーバイザーの服巻繁先生、指導員の先生方、看護士さん、ボランティアの皆さま方、玄海青年の家の職員の皆さま方の献身的なご協力のおかげです。コミュニケーションの苦手な子どもたちに代わりまして、「本当に、ありがとうございました」と申し上げさせていただきます。

また、普段は、ほとんど顔を合わせる機会の無い父親・家族たちが、一堂に集い貴重な時間を共有させていただけた意味も大きかったと考えております。父親を含め家族間の親睦を深める機会を与えていただいたのみならず、ご協力いただいた方々が、わが子を思い、一生懸命になって関わってくださっている姿を見させていただいて、心からの感謝の気持ちと、子育てに対する新たな力がわきあがってくるのを感じざるを得ませんでした。力強いエンパワメントをいただくことができ、日々の子そだての新たな活力となりました。

今後とも当会の活動に対し、ご指導・ご鞭撻・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、本キャンプに対し、社会福祉法人全国心身障害児福祉財団より助成金を賜りました、助成金なくして、このようなキャンプを実施することは不可能でした。この場をおかりして、厚く御礼申し上げます。

伊野 憲治
日本自閉症協会福岡県支部北九州市親の会 会長
「 にじいろキャンプ」キャンプ長